Merck KGaA、さらなる買収で事業成長を加速へ
ドイツのMerck KGaAは、CEOのBelén Garijo氏によると、事業を強化するためにさらなる買収を検討しています。同社は「成長に強く焦点を当てており」、画期的なソリューションを提供する企業をターゲットとした買収を通じて事業を構築し続ける意向です。
M&Aの重点分野と事業戦略
- ライフサイエンス事業: 現在M&Aの重点が置かれており、R&Dや製造施設で使用される製品を販売しています。Mirus BioやHUB Organoidsなどの買収により変革され、中期的に中〜高一桁台の成長が見込まれています。
- 医療事業: 特に希少疾患領域において、すべての開発段階の候補を探しており、さらなる買収の可能性があります。これは、がんや多発性硬化症製品といった一部の成熟しつつある事業領域が直面する「ライフサイクル課題」に対応し、医療事業の中期的な成長(低〜中一桁台)を改善することを目的としています。
外部イノベーションと有望なパイプライン
Merck KGaAは外部イノベーションを重視しており、最近のSpringWorks買収(39億ドル)によって得られた希少疾患カテゴリーの2つのFDA承認製品が注目されています。
- Ogsiveo (nirogacestat): デスモイド腫瘍向け。
- Gomekli/Ezmekly (mirdametinib): 神経線維腫症1型(NF1)患者の叢状神経線維腫の治療薬。
これら2製品は、年間10億ドル近くの売上高ポテンシャルがあるとされています。
また、2023年に中国のAbbiskoからライセンス導入した希少疾患治療薬である後期段階候補のpimicotinib(腱滑膜巨細胞腫向け)も、予定通り来年上市されれば年間5億ドル近くの売上高に達する可能性があります。
その他の医療パイプラインの有望な候補としては、以下が挙げられます。
- cladribine capsules: 全身性重症筋無力症(第3相)
- enpatoran: 全身性および皮膚型ループスエリテマトーデス(第2相)
- precemtabart tocentecan (Precem-TcT): 大腸がん(第1b相)
元記事:Merck looking to rare disease deals to build health momentum
