ニュージーランドの少年、80個以上の磁石を飲み込み腸の一部を失う
ニュージーランドの少年が80個以上の小型高出力磁石を飲み込み、緊急手術で腸の一部を失ったというケースレポートがNew Zealand Medical Journalに発表されました。
事故の詳細と医療介入
医師によると、少年は80〜100個のネオジム磁石(それぞれ数ミリメートル幅)を飲み込みました。これらの磁石は消化管内で固まり、腸の各部分を互いに引き寄せ、重度の内部損傷を引き起こしました。
4日間の激しい腹痛を経験した後、少年は医療機関を受診。スキャンにより、磁石が腹部内で4つの鎖を形成し、腸の一部を結合させていることが判明しました。外科医は緊急手術を行い、磁石と損傷した組織を除去。少年は病院で8日間回復し、その後退院しました。
磁石の入手と規制状況
ニュージーランドとオーストラリアでは高出力磁石の販売が禁止されていますが、専門家はこれらの製品がオンラインで広く入手可能であり、年齢制限が少ないと指摘しています。少年はオンライン小売業者Temuから磁石を購入したと医師に話しましたが、Temuはこの主張を確認できないとCNNに回答しました。
Temuの広報担当者は、自社プラットフォームで現在利用可能な磁石はニュージーランドの規制に準拠しており、他の主要なオンラインおよび実店舗でも販売されていると述べています。また、「これらの製品は合法的に販売できるが、飲み込むと危険であり、磁石の安全性に関する国民の意識向上への取り組みを支持する」と付け加えました。
米国では、消費者製品安全委員会(CPSC)が、製品に使用される小型分離可能磁石の磁気強度を制限する強制安全基準を施行しています。CPSCは、誤飲リスクのある複数の磁石ベースのおもちゃをリコールしています。
