COVIDワクチンは子供の心臓の健康にとって、感染よりも安全であると判明
新しい研究により、COVIDワクチンは子供の心臓の健康にとって、新型コロナウイルスに感染するよりも安全であることが明らかになりました。研究者らは、COVIDに感染した子供は、血栓、心臓の炎症、血小板減少症といった稀な心臓合併症のリスクが増加し、そのリスクは感染後最大1年間持続すると報告しています。
感染とワクチン接種後のリスク比較
「The Lancet Child and Adolescent Health」誌12月号に掲載されたこの研究では、英国の18歳未満の約1400万人の健康記録を2020年から2022年の間に分析しました。
COVID感染後のリスク
子供がCOVIDに感染した後、以下の条件のリスクが上昇しました(最初の1ヶ月間):
動脈血栓:2.3倍
静脈血栓:約5倍
血小板減少症:3.6倍
心筋炎または心膜炎:3.5倍
- 全身性炎症性疾患:約15倍
これらのリスクは、静脈血栓(39%)、血小板減少症(42%)、心筋炎または心膜炎(42%)において、感染後最大12ヶ月間も高い状態が続きました。
COVIDワクチン接種後のリスク
対照的に、COVIDワクチン接種(主にファイザー-BioNTech製)は、心筋炎または心膜炎のリスクを84%増加させるのみでした。このリスク上昇はワクチン接種後約1ヶ月間続き、その後正常レベルに戻りました。
全体的な心臓合併症の発生率
全体として、COVID感染は子供10万人あたり2.2件の心筋炎または心膜炎の追加症例を引き起こしましたが、COVIDワクチン接種による追加症例は10万人あたり0.9件にとどまりました。
主任研究者であるケンブリッジ大学のAlexia Sampri氏は、「これらの状態は稀ではあるものの、子供や若年層はワクチン接種後よりもCOVID-19感染後に心臓、血管、または炎症の問題を経験する可能性が高く、感染後のリスクははるかに長く続きました」と述べています。
この研究は、COVIDワクチン接種の長期的なリスクとCOVID感染によって引き起こされるリスクを比較した初期のものです。研究者らは、このエビデンスが家族や医療専門家が利用可能な最良のデータに基づいて意思決定を行うのに役立つことを期待しています。
元記事:COVID Vaccination Safer For Kids' Heart Health Than Infection, Study Says
