ドイツ製薬大手Stada、IPO計画を撤回しCapVestによる買収に合意
先週報じられたドイツの製薬会社Stadaの新規株式公開(IPO)計画は誤報であり、同社はプライベートエクイティグループCapVestによる私有化への変更に合意した。今朝、CapVestが投資グループBain CapitalとCinvenからStadaの過半数株式を取得することで合意したことが明らかになった。市場関係者によると、この取引は約100億ユーロ(117億ドル)と評価されている。
Stadaの顕著な成長と業績
2017年にBainとCinvenがStadaを57億ユーロで買収して以来、同社は年間売上高を平均9%成長させ、40億ユーロ以上に達し、営業利益も倍増させた。BainとCinvenは引き続き少数株を保有する。
今年上半期には、Stadaは売上高が6%増の21億ユーロ、営業利益が5%増の4億8100万ユーロを記録し、CEOのピーター・ゴルトシュミット氏はこれを同社の「記録的な水準」と評した。
事業内容と今後の展望
Stadaは、ジェネリック医薬品、一般用医薬品(OTC)、希少疾患および慢性疾患向けのバイオシミラーを専門とし、世界中で約11,600人を雇用している。同社の将来については、2023年以来、売却やIPO、その他の取引が検討されてきた。
ロイター通信の報道によると、CapVestは約70%の株式を取得する見込みで、当初は過半数(50%プラス1株)の支配権を狙っていた。ゴルトシュミット氏は、CapVestの戦略がStadaのこれまでの成功を支えてきた原則、すなわち「経営陣との密接な連携、多額の設備投資、有機的成長と買収による成長、業務の卓越性、長期的な価値創造」と合致すると述べた。
取引の詳細と期待される効果
取引条件は開示されていないが、通常の規制当局の承認と完了条件が適用される。Stadaによると、取引は来年初めに完了する見込みだ。CapVestのプリンシパルであるマシュー・ファーギー氏は、「Stadaはユニークな戦略的プラットフォームであり、我々の医療および消費者に関する専門知識を活用し、ドイツ国内外での同社の発展を加速させる」とコメントした。
Stadaは今年初めにIPOの可能性について言及したが、米国トランプ政権による関税の脅威による製薬市場の変動を理由に計画を棚上げしていた。その後8月には、金融状況が改善すれば秋に再挑戦する可能性を示唆していた。