「生まれ変わった」:三重臓器移植を受けた盲目の花嫁候補が元気に

盲目の花嫁、三臓器同時移植で「生まれ変わる」

幼少期の癌治療が招いた多臓器不全

シカゴ在住のジェシカ・ロペスさん(32歳)は、幼少期に白血病と網膜芽細胞腫という癌を患い、その治療により命は救われたものの、失明し、心臓に持続的なダメージを負いました。30代前半には、心臓、肝臓、腎臓の三臓器不全に陥り、生存の唯一の希望は稀な三臓器同時移植でした。

困難な移植への道のり

当時、婚約者クリスチャンさんと婚約中だったロペスさんの見通しは厳しいものでした。米国での三臓器同時移植はこれまでわずか59例しか行われていません。しかし、ノースウェスタン記念病院の心臓外科医ベンジャミン・ブライナー医師は、ロペスさんの非常に前向きな姿勢とユーモアのセンスに感銘を受け、「この困難な手術を成功させなければならない」と決意しました。ロペスさん自身も、成功を確信していました。

2023年11月には、心臓と肝臓の機能不全が判明し、臓器待機リストに登録。その後、腎機能も低下し、腎不全に陥りました。三臓器同時移植は、すべての臓器が同じドナーから提供される必要があり、待機時間が長くなる上、手術自体も非常に複雑でリスクが高いとされます。

手術の成功と新たな人生

2024年2月24日、ついに三つの臓器が提供され、手術が実施されました。移植外科医フアン・カルロス・カイセド=ラミレス医師の指揮のもと、心臓と肝臓は同時に移植され、その後腎臓が移植されました。ノースウェスタン大学病院のチームによる同時並行での手術が成功の鍵となりました。

癌を克服してから20年、ロペスさんは新しい臓器で健康を取り戻し、「生まれ変わったような気分」だと語っています。エネルギーが増し、心臓が力強く鼓動し、手も温かくなったと感じています。彼女は臓器提供者とその家族に深く感謝し、人生の第二のチャンスを得たことで、将来の計画を立てられるようになったと述べています。

将来への希望

幼少期に視力を失ったにもかかわらず、ロペスさんは自立して生活しており、スマートフォンや調理器具を使いこなします。今後はロヨラ大学シカゴ校で法医学を学び、犯罪現場捜査官になることを目指しています。また、2026年にはカリフォルニアでクリスチャンさんと結婚式を挙げる予定です。

元記事:'Reborn Again': Blind Bride-To-Be Thriving After Triple-Organ Transplant