米国の医療制度、高額な費用が最大の懸念と国民が認識
2025年12月15日にGallup Inc.が発表した新たな世論調査によると、米国の医療制度は多くの国民にとって危機的状況にあると認識されており、その最大の理由は高額な費用であるとされています。
調査結果の概要:
米国民の約4人に1人が米国の医療制度を「危機的」と見なしています。
成人回答者の29%が、国内が直面する最大の健康問題は「医療費の高さ」であると回答しました。
医療制度が危機的、または大きな問題を抱えていると答えた割合は23%に上り、Gallupがこれまで記録した中で最も高い水準の一つです。
この懸念は党派を超えており、民主党員の約81%、共和党員の約64%が医療制度は深刻な問題を抱えていると回答しています。
医療費の懸念の深化
懸念は、保険へのアクセスよりも費用を払って利用できるかへとシフトしています。Gallupの米国社会調査ディレクターであるリディア・サード氏は、「彼らはプランを持っていないわけではない。プランを利用する余裕がないのだ」と指摘しています。
最近、議員たちはアフォーダブルケア法(ACA)の補助金延長を巡って議論を交わしました。これらの補助金が年末に期限切れとなれば、医療政策を研究する非営利団体KFFの試算によると、平均的な保険料は2倍以上になる可能性があります。
国民の医療費への懸念は昨年から急激に高まっており、Gallupの調査では、民主党員の間で12ポイント、共和党員の間で10ポイント増加しました。
全体的な費用と個人負担のギャップ
Gallupは、米国民の医療費に対する見方に長年の隔たりがあることを発見しました。全体の医療費に満足しているのは16%に過ぎない一方で、個人的に支払っている費用に満足している人は57%に上ります。
KFFの世論調査担当副社長であるリズ・ハーメル氏は、このギャップは医療緊急事態が発生した際に起こりうる「不意の請求」による深刻な経済的打撃への恐怖を反映している可能性があると述べています。
最近のKFFの調査では、米国民の3分の1以上が費用を理由に医療を遅らせたり、受診をスキップしたりしており、その結果、約5人に1人が健康状態が悪化したと回答しています。
ハーメル氏は、「医療は人々にとって家計の問題である」と結論付けています。
元記事:Many Americans Say U.S. Health Care is in Trouble, Poll Finds