Sword Health、Kaia Healthを2億8500万ドルで買収し、欧州展開を加速
米国のデジタル理学療法専門企業Sword Healthは、競合のKaia Healthを2億8500万ドルで買収しました。この買収は、Sword Healthが欧州市場への拡大を狙うものです。
統合されるデジタルプラットフォームと市場影響
この合併により、両社が提供する筋骨格系(MSK)疾患向けのデジタルプラットフォームが統合されます。将来的には、少なくとも米国ではSwordのプラットフォームが主導的役割を果たすと見られています。
買収完了後、Kaiaの数百万人に及ぶ米国の顧客はSwordのMSKプログラムに移行され、Swordの米国ユーザーベースが即座に拡大します。これは、最近立ち上げたAI対応ケアサービス「Sword Intelligence」を組織、医療費支払い者、医療提供者に提供する上での規模拡大に寄与します。
Kaiaはもともとドイツで設立され、同国のデジタルヘルス償還制度を通じてMSKサービスに対する償還を確保しており、7000万人以上の人々をカバーしています。
CEOのコメントと事業拡大
Swordの最高経営責任者(CEO)であるVirgilio Bento氏は、Kaiaとの統合が「米国での急速な成長を加速させるとともに、ドイツを主要な新規市場として開拓する」と述べました。統合後の企業は1億人以上にリーチすることになります。
両社はMSK分野以外にも事業を展開しており、統合によりデジタルヘルス技術(DHT)全体での存在感を拡大します。
- Kaiaは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患向けプログラム「Breathe」を提供しています。
- Swordは、不安やうつ病の初期兆候を検出するウェアラブルデバイスを含むメンタルヘルスプラットフォーム「Mind」で事業を多角化しています。
KaiaのCEOであるAdam Pellegrini氏は、この買収が「10年以上にわたり築き上げてきたミッションにとって強力な次の章となる」とし、欧州全体でのさらなる拡大を推進すると述べました。
資金調達の展望
Bento氏はBloombergに対し、今年第1四半期に5億ドルの追加資金調達を目指していることを明らかにしました。この資金は、事業のさらなる拡大と、追加の買収に充てられる予定です。SwordはこれまでにKhosla Ventures、General Catalystなど主要投資家から5億ドル以上を調達しており、現時点では株式公開はしていません。