一部の医薬品輸入に最大100%の関税、米政府が発表準備か

米国、一部の医薬品輸入に最大100%の関税を準備か

米国連邦政府は、一部の医薬品輸入に対し最大100%の関税を課す準備を進めていると報じられています。この関税は、特にトランプ政権との価格交渉契約を結んでいない製薬会社に焦点を当てています。

ブルームバーグの報道によると、昨年示唆されたこの関税の発表は、早ければ本日中にも行われる可能性があり、米国市場向け医薬品の生産を米国内の施設に移転していない製造業者も対象となる見込みです。

大手製薬会社の対応と未契約企業への潜在的影響

多くの大手製薬グループは既にホワイトハウスと合意に達しており、数十億ドル規模の米国投資と医薬品の最恵国(MFN)価格設定を約束することで、関税の免除を受けています。しかし、全ての企業がこれに追随しているわけではなく、もしこの報道が正確であれば、特に短期間で米国に工場を建設する財力のない小規模企業にとっては深刻な影響が及ぶ可能性があります。

関税の対象と例外

新たな関税は特許医薬品に適用されると理解されており、米国医療システムが依然として大きく依存している低コストのジェネリック医薬品や原薬は除外されます。

貿易協定と法的な背景

米国と英国やEUを含む他国との間には多数の貿易協定があり、医薬品輸入に対する個別の関税率が設定されています。これらの貿易相手国との合意された関税は尊重されると報じられていますが、関税の時期や条件が変更される可能性、また特定の医薬品や疾患カテゴリーが免除される可能性も残されています。

今回の発表は、米国最高裁判所が2月に緊急権限下で課された関税は違法であるとの判決を下したにもかかわらず行われることになります。ただし、この判決は、より高度なデューデリジェンスを伴う「セクション232」調査の対象となった製薬のような産業カテゴリーには適用されませんでした。トランプは2025年春に製薬分野のセクション232調査を開始し、貿易交渉や製薬会社とのMFN取引の手段として利用しており、この調査は現在も継続しています。製薬分野は、2025年4月にトランプが課した最初の関税からは除外されていました。

元記事:Threat of Trump's pharma tariffs looms again