Revolution Medicines、膵臓がん治療薬ダラキソラシブの第3相試験で有望な結果を発表

Revolution Medicines社、膵臓がん治療薬ダラクソンラシブで画期的な第3相試験結果を発表

Revolution Medicines社が開発するパンRAS(on)阻害薬ダラクソンラシブが、治療が極めて困難な膵臓がんの治療を変革する可能性を示す、第3相試験のトップラインデータを発表しました。

RASolute 302試験の主要な成果

転移性膵管腺がん(PDAC)の二次治療を対象としたRASolute 302試験において、ダラクソンラシブは標準化学療法と比較して、進行無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)の有意な改善を達成しました。

全患者集団における中央値OS:

ダラクソンラシブ群: 13.2ヶ月

化学療法群: 6.7ヶ月

これはハザード比0.460%の改善を示し、統計的に非常に有意な結果です。

RAS G12変異PDAC患者集団においても、主要PFSおよびOS評価項目が達成されました(詳細データは未公開)。

結果が非常に強力であったため、試験は早期に終了しました。

今後の見通しと市場への影響

Revolution Medicines社はFDAへの申請を計画しており、ダラクソンラシブは「Commissioner’s National Priority Voucher (CNPV)」の受領者であるため、1〜2ヶ月の超迅速審査が期待されます。全データは来月末に開催されるASCOがん学会で発表される予定です。この好結果を受けて、同社の株価は41%急騰し、時価総額は270億ドルを超えました。

膵臓がん治療における意義

RASolute 302試験の主任研究者であるBrian Wolpin氏は、本薬が「既存治療で進行した膵臓がん患者にとって、明確かつ非常に意義のある進歩を提供するものであり、診療を変える重要な進展となる」と評価しています。膵臓がんは治療が困難な腫瘍タイプの一つであり、約90%の症例でRAS変異が見られ、攻撃的な腫瘍浸潤と増殖を促進します。

パンRAS阻害薬のカテゴリーには多数の候補薬が存在しますが、Revolution Medicines社はダラクソンラシブで先行しており、一次治療やアジュバント療法、非小細胞肺がんなど、様々なPDAC設定で後期段階の試験が進行中です。

元記事:Revolution rockets on strong pancreatic cancer data