神経精神疾患治療薬開発のMapLight Therapeutics、ナスダック上場、2億5100万ドル調達

神経精神疾患治療薬開発のMapLight Therapeutics、ナスダック上場、2億5100万ドル調達

MapLight TherapeuticsがNasdaqに上場し2億5,100万ドルを調達

神経精神疾患専門企業であるMapLight Therapeuticsは、Nasdaqに上場し、2億5,100万ドルを調達しました。同社は8億ドル以上の評価額でデビューし、株価は上場後に約8%上昇しました。この調達額には、ゴールドマン・サックスとの私募による800万ドルが含まれています。

主要薬剤候補と資金使途

調達資金は、MapLightの主要薬剤候補であるML-007C-MAの開発を推進するために使用されます。

ML-007C-MA: M1/M4ムスカリン受容体アゴニストと末梢作用性抗コリン薬の固定用量配合剤です。

適応症: 統合失調症およびアルツハイマー病精神病。

開発状況: 両適応症で第2相試験が進行中であり、2027年後半に結果が発表される予定です。

競合: ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(BMS)のCobenfy(キサノメリン酒石酸塩/トロスピウム塩化物)と競合します。Cobenfyは昨年、統合失調症の単剤療法としてFDAに承認されました。

差別化: MapLightは、ML-007C-MAが良好な忍容性1日1回投与の可能性(Cobenfyは1日2回)、および優れた中枢神経系への浸透性によって差別化されると考えています。

資金使途: IPO目論見書によると、統合失調症の第2相試験(ZEPHYR)に1億2,000万ドル、アルツハイマー病の研究(VISTA)に7,000万ドルが割り当てられます。

また、以下のパイプラインにも資金が充当されます。

ML-004: 5-HTアゴニストで、自閉スペクトラム症(ASD)における社会的コミュニケーションの問題および易刺激性を対象とした第2相試験(IRIS)に2,500万ドル。

前臨床パイプライン: GPR52陽性アロステリックモジュレーターであるML-009(多動性、衝動性、興奮関連障害向け)と、M4アンタゴニストであるML-021(パーキンソン病向け)に4,000万ドルが割り当てられています。

バイオテックIPO市場の動向

MapLightのIPOは、米国のバイオテックIPOにとって比較的低迷している年に行われました。先月には、同様に統合失調症候補薬を開発するLB Pharmaが上場で2億8,500万ドルを調達しています。

元記事:MapLight shares track up after $251m IPO