LSD、不安障害の新たな治療法となる可能性:初期臨床試験結果で示唆

LSDが不安症治療に有望か:初期臨床試験の結果

2025年9月9日、新しい研究により、幻覚剤LSDが現代の不安症に対する潜在的な治療法となる可能性が示されました。

研究概要と主要な発見

MM120というLSDの経口製剤を単回投与することで、臨床不安症患者の不安が迅速、有意、かつ持続的に軽減されました。

不安は数日以内に治まり、その効果は少なくとも3ヶ月間持続しました。

特筆すべきは、これらの結果が、患者が治療中に心理療法やカウンセリングを受けなかったにもかかわらず達成された点です。モニターは安全確保のために同席したのみでした。

臨床試験の詳細

研究チームは、18歳から74歳までの全般性不安症患者198人を対象に、MM120の4つの異なる用量(25、50、100、200マイクログラム)またはプラセボをランダムに割り当てました。

100マイクログラムの用量が最も効果的で、不安症状を数週間にわたって緩和しました。

25および50マイクログラムの用量はプラセボと比較して有意な効果を示さず、200マイクログラムの用量は100マイクログラムより効果がなく、幻覚や吐き気を増加させました。

副作用と治療の意義

最も一般的な副作用は幻覚と吐き気で、LSDの用量が増えるにつれて増加しました。100マイクログラム投与群の約93%が幻覚を、約40%が吐き気を経験しました。

心理療法なしでの効果は、臨床医の時間や費用といった治療の負担を大幅に軽減する可能性を秘めています。

FDA承認への課題

しかし、LSD治療の米国食品医薬品局(FDA)承認は困難である可能性があります。過去にはMDMAがPTSD治療薬として承認を拒否された前例があります。

また、幻覚剤の臨床試験では、被験者が本物の薬を投与されたかどうかを容易に認識できるため、効果的なプラセボ条件を設定することが難しいという課題も指摘されています。

元記事:LSD A Potential Therapy For Anxiety, Early Clinical Trial Results Say