アッヴィ、Rinvoqに関する特許訴訟で和解、ジェネリック参入を阻止し株価上昇

AbbVie、主力薬Rinvoqのジェネリック競合を2037年まで阻止

AbbVieは本日、主要製品Rinvoq(ウパダシチニブ)の特許を巡るジェネリック医薬品メーカーとの訴訟を解決したことを発表し、米国におけるジェネリック薬の競合を2037年4月まで阻止できる見込みとなりました。この発表を受け、AbbVieの株価は4%以上上昇しました。

訴訟の背景とRinvoqの成長

本件の和解は「全てのジェネリックメーカー」との間で合意されたものですが、具体的な企業名は明かされていません。しかし、AbbVieはこれまでAurobindo、Hetero Labs、Intas Pharmaceuticals、Sandoz、Sun Pharmaなど複数のメーカーと特許訴訟を抱えていました。

Rinvoqは経口JAK阻害剤で、2019年に米国で関節リウマチ治療薬として承認されて以来、以下の通り適応症を大幅に拡大しています。

  • 乾癬性関節炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • 強直性脊椎炎
  • 体軸性脊椎関節炎
  • 多関節型若年性特発性関節炎
  • 巨細胞性動脈炎

これによりRinvoqはAbbVieにとって第2位の売上を誇る製品へと成長し、今年上半期の売上は前年同期比で48%以上増加し、約37.5億ドルに達しました。そのうち約27億ドルは米国市場からの貢献です。

Humira後のAbbVieの成長戦略

Rinvoqは、トップセラーであるSkyrizi(リサンキズマブ)と共に、Humira(アダリムマブ)の特許切れ後の収益減少を補う上で極めて重要なブランドとなっています。Humiraは2022年に年間売上高210億ドル超を記録しましたが、翌年のバイオシミラー参入により売上が急減しました。

AbbVieは、RinvoqとSkyriziの2027年における合計売上予測を310億ドルに上方修正しており、そのうちRinvoqが110億ドルを占めると見込まれています。

将来展望と独占期間延長の条件

AbbVieは現在、Rinvoqの円形脱毛症および尋常性白斑における適応症追加を目指しており、今回の特許訴訟解決により、以前2033年と見られていたジェネリック薬の参入時期が2037年まで延長されることで、その開発に安心して取り組める環境が整いました。ただし、この2037年という日付は、小児向けの治験完了による追加的な保護が付与されることに依存しています。

元記事:AbbVie lifted by lengthy delay to generics of Rinvoq