ルイジアナ州で「人食いバクテリア」による死者が増加
ルイジアナ州保健当局は、暖かな沿岸水域に生息する稀で危険な「ビブリオ・バルニフィカス」と呼ばれる人食いバクテリアにより、今年5人目の死者が確認されたと発表しました。このバクテリアは主に5月から10月に発生し、壊死性筋膜炎(急速に組織を破壊する感染症)など重篤な疾患を引き起こします。感染者の約5人に1人が死亡する高致死率の感染症です。最新の感染経路は不明ですが、過去の2件の死亡事例は生牡蠣の摂取に関連していました。また、汚染された海水が開放創から体内に入ることで感染することもあります。
感染地域の拡大と件数の増加
LSUヘルス感染症専門医のフレッド・ロペス博士は、「もはやメキシコ湾岸だけの現象ではない」と述べ、地球温暖化がビブリオ・バルニフィカス感染を東海岸北部へと拡大させていると指摘しています。ルイジアナ州では通常年間約7件の感染と1人の死者が報告されますが、2025年には既に26件の感染が確認されており、感染者数が急増しています。近隣のアラバマ州(10件)、ミシシッピ州(3件、うち1人死亡)、フロリダ州(13件、うち8人死亡)でも感染が報告されており、遠くマサチューセッツ州でも症例が検出されています。
予防策の呼びかけ
保健当局は、人々に対し生または加熱不十分なシーフードを避け、開放創がある場合は暖かい沿岸水域に触れないようにと強く呼びかけています。
元記事:Rare Flesh-Eating Bacteria Claims Fifth Life in Louisiana