Bayer、米国オハイオ州に22億ドルの大規模医薬品製造キャンパスを新設
Bayerは、米国における主要な新規施設投資の一環として、オハイオ州に22億ドル(約3400億円)を投じ、医薬品製造キャンパスを設立する計画を発表しました。この新施設は、米国および国際市場の両方に貢献します。
施設の詳細と目的
場所: オハイオ州ニューアルバニー
機能: 原薬(drug substance)および製剤(drug product)の製造に加え、「新たな米国ベースのコラボレーションエコシステム」の一部となることを目指します。
特徴: 北米におけるBayer初の主要なグリーンフィールド(新規開発)医薬品生産プロジェクトであり、最新のデジタルおよび自動化技術を活用した柔軟でモジュール式のハブとなる予定です。
投資の背景: Bayerは過去5年間で米国に70億ドル以上を投資しており、今回の投資は2023年の細胞治療施設への2億5000万ドル投資に続くものです。CEOのビル・アンダーソン氏は、米国を「主要な製造拠点およびイノベーションハブ」と位置づけ、今回の投資が「革新的で高品質な医薬品を国内外の患者に提供する能力を強化する」と述べています。
雇用と稼働予定
雇用創出: 完全に稼働した際には約600人の雇用を創出し、建設期間中にはさらに1,500人の雇用が生まれる見込みです。
サポート事業部: 腫瘍、心血管、腎臓病治療の各事業部をサポートします。製造される具体的な製品はまだ明らかにされていません。
稼働時期:
原薬製造に特化した最初のモジュールは2031年に稼働開始予定。
- 製剤製造のための2番目のモジュールは2034年に稼働開始予定。
業界の動向
Bayerのこの動きは、トランプ政権による他国製医薬品への関税脅威に対応し、米国での大規模な設備投資計画を発表する大手製薬会社グループに加わるものです。Bayer Pharmaのグローバル最高執行責任者であるセバスチャン・グース氏は、「この拡大は、当社の医薬品事業を成長させ、最も成長の速い医薬品市場である米国およびそれ以外の地域の顧客と患者の需要を満たすための重要な一歩である」と述べています。