既存の慢性痛は閉経期症状の負担増と関連 – Medscape

既存の慢性痛は閉経期症状の負担増と関連 – Medscape

若年期の慢性疼痛と閉経移行期の症状負担の関連性

研究概要

英国の出生コホート研究データを用いた調査により、若年期に慢性疼痛(特に慢性広範囲疼痛)を持つ女性は、閉経移行期に血管運動神経症状を含む複数の煩わしい症状を経験する可能性が高いことが示されました。

方法論

4897人の女性のデータを分析し、44歳時の慢性疼痛または慢性広範囲疼痛と、50歳時の閉経症状クラス(低症状負担、血管運動神経症状、精神症状、高症状負担の4クラス)との関連を評価しました。慢性疼痛は3ヶ月以上続く痛み、慢性広範囲疼痛は身体の対側上下肢および脊柱の慢性疼痛と定義されました。

主要な発見

44歳時の慢性疼痛は、

高症状負担クラスに属するオッズが2.90倍(95% CI, 2.21-3.81)

血管運動神経症状クラスに属するオッズが1.50倍(95% CI, 1.16-1.94)

高くなることと関連していました。

慢性広範囲疼痛を持つ参加者は、さらに

高症状負担クラスに属するオッズが3.50倍(95% CI, 2.23-5.49)

血管運動神経症状クラスに属するオッズが1.93倍(95% CI, 1.19-3.13)

高くなることと関連していました。

臨床的示唆

本研究結果は、閉経周辺期において、既存の慢性疼痛を持つ女性を特定し、統合的かつ適切なケアを提供することの重要性を示唆しています。

研究の限界

慢性疼痛および慢性広範囲疼痛のケースは確率に基づいて症状クラスに割り当てられたため、各クラスの推定割合に影響を与えた可能性があります。また、閉経の異なる年齢や段階での症状クラスと慢性疼痛の関連性の持続性については、さらなる検討が必要です。

情報源

本研究はCatherine Borra氏らが主導し、2025年10月19日にMaturitas誌にオンライン掲載されました。

元記事:Preexisting Chronic Pain Tied to Menopausal Symptom Burden