甘味料が体重減少維持と腸内細菌叢に及ぼす影響:ランダム化比較試験
過体重または肥満の成人を対象とした1年間の研究により、甘味料と甘味増強剤(S&SEs)を添加糖の代替として健康的な食事に取り入れることで、体重減少の維持を控えめに支援し、好ましい腸内細菌叢の構成変化を促進することが示されました。これらの変化は、心血管代謝マーカーに悪影響を及ぼしませんでした。
研究方法
研究者らは、過体重または肥満の成人325名と小児36名を対象に無作為化試験を実施し、S&SEsの使用が体重減少維持、心血管代謝リスク因子、および腸内細菌叢の構成に及ぼす長期的な影響を評価しました。
- 初期段階(2ヶ月): 成人は初期体重の5%以上の減量を達成し維持、小児は体重安定を達成。
- 介入段階(10ヶ月): 体重減少維持のための健康的なアドリブ食を実施。
- 主要評価項目: 成人における1年間の体重変化と腸内細菌叢の構成変化。
S&SE群: 砂糖を多く含む製品をS&SEsに置き換える食事。
砂糖群: S&SEsを使用しない同等の食事。
両群ともに砂糖からのエネルギーは10%未満。
主な結果
体重減少の維持: 1年後、S&SE群は砂糖群よりも平均1.6 kgの有意な体重減少を維持しました(P = .03)。
腸内細菌叢: S&SE群では、短鎖脂肪酸産生菌およびメタン産生菌の増加など、腸内細菌叢に明確な変化が見られました。
その他の指標: S&SE群では、6ヶ月時にBMIといくつかのコレステロール値のより大きな減少、1年時にヒップ周囲径の減少が見られました。小児では、BMI-for-age zスコアに有意な群間差はありませんでした。
- 有害事象: S&SE群では、腹痛、軟便、腸内ガス過多などの消化器症状がより多く報告されました。
結論
この研究の主著者によると、「S&SEsは体重管理と腸内細菌叢の構成を改善し、代謝健康に中立的な効果をもたらす」とのことです。
限界点
本試験は、予想よりも高い脱落率(40% vs 30%)により統計的検出力が低下しました。また、エネルギー摂取量が過小評価された可能性があり、小児のサンプルサイズが限られ、コンプライアンスが最適でなかったため、小児の結果は慎重に解釈する必要があります。短鎖脂肪酸の直接測定や詳細なメタゲノム解析の欠如も、腸内細菌叢変化の代謝的意味合いの解釈を制限しました。
