メディケアPart Dにおける精神科薬処方、NPとPAが精神科医を上回る
2013年から2022年にかけてのメディケアPart D請求データを分析した観察的後向きコホート研究によると、精神科薬の処方箋請求において、ナース・プラクティショナー(NP)とフィジシャン・アソシエイト(PA)による処方が増加傾向にあり、精神科医の処方件数を上回ったことが明らかになりました。
主要な調査結果
処方傾向の変化:
2022年、NPとPAによる処方箋請求は全体の30.8%を占め、精神科医の18.0%を上回りました。
プライマリケア医(家庭医、内科医)は総請求の51.3%を占めました。
家庭医が5500万件以上の処方箋を書き、NP、内科医、精神科医、PAが続きました。
NPとPAの増加:
NPによる請求は、調査期間中に8.6%から24.8%へと大幅に増加しました。
PAによる請求は、2.9%から6.0%に増加しました。
対照的に、精神科医と内科医による請求は減少しました。
処方医数の増加:
NPの処方医数は16.9%から33.7%へ、PAは8.7%から11.9%へと増加しました。
意義と限界
著者らは、これらの傾向が精神科薬のすべてのカテゴリーで継続しており、精神科医療における人員配置問題への将来的な取り組みのベースラインとなると述べています。
本研究には、メディケアPart D加入の個別プロバイダーからの処方箋のみを対象としている点、他の種類の保険を持つ患者が含まれていない点、特定の薬剤で年間11件以上の請求があった場合のみ記録されている点、薬剤リストが網羅的でない点、薬剤と患者診断が一致していない点などの限界があります。