「中年太り」との戦い方:原因と対策
中年期における体重増加、いわゆる「中年太り」は、アメリカの成人において20代から40代にかけて10〜25ポンド(約4.5〜11.3kg)の体重増加が見られ、加齢とともに減らすことが一層困難になります。
中年太りの原因と健康リスク
国立衛生研究所(NIH)の老化専門家であるラファエル・デ・カボ氏によると、加齢とともに代謝が低下する一方で、食欲や食事量は変わらないため、体重が着実に増加します。この体重増加は、服のサイズが大きくなるだけでなく、心臓病、糖尿病、神経変性疾患のリスクを増大させます。
中年期には、脂肪組織が皮膚の下から内臓の周りに移動し、リーンマッスル(除脂肪筋肉)が減少します。デスクワークなどで活動量が少ないと、筋肉の減少と脂肪の増加がさらに進みます。
推奨される対策
デ・カボ氏は、「活動的なライフスタイルを維持すること」が鍵だと強調しています。
運動の習慣化:毎日散歩する、ジムに通う、オフィスでスタンディングデスクを利用し、座る代わりに数時間立つなど、一日を通して短時間の運動を取り入れることが非常に効果的です。
間欠的断食:食事と食事の間に長い時間を設ける戦略。例えば、1日の食事時間を8時間に制限する方法で、デ・カボ氏の研究室のマウス実験では、食事量や種類が変わらなくても、長寿と健康維持に繋がることが示されています。
NIHは、中年太り対策として以下の生活習慣を推奨しています。
健康的な食事:新鮮な野菜、果物、全粒穀物、卵、魚介類、赤身肉、豆類、ナッツ、種子を積極的に摂取する。
十分な水分補給:水をたくさん飲む。
禁煙・禁酒:タバコとアルコールを避ける。
定期的な運動:週に最低150分の中程度の活動を目指す。日中に歩く時間を設けたり、階段を利用したりする。
十分な睡眠:質の良い睡眠を確保する。
定期的な医師の受診:健康上の問題を早期に発見し、治療するために定期的な身体検査を受ける。