ファイザー、追加のコスト削減策と堅調な第2四半期業績を発表
ファイザーは、第2四半期の決算発表において、追加で25億ドルのコスト削減策を発表しました。これにより、過去3年間で目標とする削減総額は100億ドルを超えました。この新たな削減は2027年から2029年の間に実現される予定で、パンデミック収束によるBioNTech提携COVID-19ワクチンの売上急減に直面したファイザーが2023年に開始した大規模な再編の一環です。
コスト削減の進捗と詳細
当初の年間コスト削減目標は35億ドルでしたが、昨年77億ドルに拡大され、2024年と2025年には主に米国と欧州の事業で約13,000人の人員削減が行われました。昨年末の従業員数は約75,000人でした。
今回発表された追加の25億ドルは、売上原価(COGS)を削減するための「進行中の取り組み」に関連しており、ネットワーク構造の変更、製品ポートフォリオの強化、追加の業務効率化に焦点を当てています。このプログラムには約40億ドルの1回限りの費用が発生する見込みです。
第2四半期の業績と主要製品の貢献
拡大されたコスト削減策の発表と同時に、ファイザーは第2四半期に売上が1%増の150億ドルを記録したことを報告しました。これは、ブリストル・マイヤーズスクイブと提携している抗凝固剤Eliquis(アピキサバン)の継続的な強い需要に牽引されたものです。Eliquisは、特許保護期間の終わりに近づいているものの、米国での正味価格上昇に支えられ、四半期で19%増の24.3億ドルとなりました(一部の米国以外の市場でのジェネリック競争開始により相殺)。
その他、アステラスと提携している膀胱がん治療薬Padcev(エンホルツマブ ベドチン)が23%増の6.67億ドル、肺がん治療薬Lorbrena(ロルラチニブ)が37%増の3.54億ドルと、堅調な貢献がありました。
将来の見通し
最高経営責任者(CEO)のアルバート・ブーラ氏は、グループにとって「好調な四半期」であったと述べ、最近発売および買収された製品が好調に推移していること、また、昨年のMetsera買収による肥満症プログラムを含むR&Dプロジェクト、特に腫瘍学パイプラインが進展していることに言及しました。
同社は今年の年間売上予測を、従来の595億~625億ドルから605億~625億ドルに上方修正しました。Eliquisの特許切れの影響が薄れ始める2028年以降は、より力強い成長に戻ると予測しています。