Camurus、パートナーBraeburn買収交渉でOUD治療薬「Brixadi」の米国権利完全掌握へ
スウェーデンのバイオ企業Camurusは、米国のパートナーであるBraeburn Pharmaの買収交渉を進めていると報じられています。この買収により、Camurusはオピオイド使用障害(OUD)治療薬Brixadi(ブプレノルフィン)の米国市場における権利を完全に掌握することを目指しています。Camurusは10年以上前にBraeburnに米国でのライセンスを供与していました。
Brixadiの市場での成功と競合への影響
Brixadiは、週次および月次使用に適した持続放出型皮下注射剤で、経口ブプレノルフィン含有製品で既に治療を受けている中等度から重度のOUD患者向けに2023年にFDAの承認を受けました。米国では毎年数万人の命が失われているオピオイド乱用問題が深刻なため、OUD治療薬の大きな市場が存在します。Brixadiはこの市場で急速に普及し、競合であるIndivior社のSublocadeに圧力をかけています。Sublocadeは昨年、年間売上10億ドルの目標を達成できませんでした。
Camurusの財務状況と買収の動機
Camurusは、米国以外の市場でBrixadiをBuvidalとして販売しており、今年上半期の米国以外の売上は9億5400万スウェーデンクローナ(1億300万ドル)に達し、28%増加しました。また、CamurusへのBrixadiのロイヤルティ収入も上半期で約1750万ドルと倍増しています。Camurusは2024年末までに、長期間作用型ブプレノルフィンセグメントの25%をBrixadiが獲得すると予測しています。Braeburnの買収により、Camurusはアナリストが年間10億ドルを超えると示唆するBrixadiの売上ポテンシャルを最大限に活用できるようになります。
競合Indiviorの動向
Indivior社は、Sublocadeの売上が第1四半期の減少後、7月には9%増の2億900万ドルに回復したと発表し、通年のガイダンスを7億6500万ドルから7億8500万ドルに引き上げました。同社は米国でのSublocade事業強化のため、人員削減とコスト削減を進めています。
買収の噂に関して、CamurusとBraeburnはコメントを控えており、取引の金銭的側面に関する具体的な情報もまだありません。