妊娠中のインフルエンザおよびTdapワクチン接種は乳児の重症疾患リスクを大幅に低減
研究の概要
妊娠中のインフルエンザおよび破傷風・ジフテリア・無細胞百日咳(Tdap)ワクチン接種が、生後6ヶ月未満の乳児におけるインフルエンザおよび百日咳関連の入院および緊急治療室(ED)受診を大幅に減少させることが示されました。
研究方法
研究者らは、人口ベースのコホート研究を実施し、妊婦のインフルエンザおよびTdapワクチン接種が生後6ヶ月未満の乳児のインフルエンザおよび百日咳関連の入院およびED受診の減少と関連するかどうかを評価しました。この研究には、Tdapワクチン接種を受けた妊婦53,448人、インフルエンザワクチン接種を受けた妊婦5,347人が含まれ、各ワクチン接種済み母子ペアは、出産時期、出生時の在胎週数、妊娠数に基づいて未接種のペアとマッチングされました。主要評価項目は、生後6ヶ月以内の乳児のインフルエンザまたは百日咳による入院またはED受診の複合エンドポイントでした。
主要な結果
- 妊娠中のインフルエンザワクチン接種は、乳児のインフルエンザ関連の入院またはED受診のリスクを70%低下させました(ワクチン有効性69.7%、ハザード比0.30)。
- 同様に、妊娠中のTdapワクチン接種は、乳児の百日咳関連の入院またはED受診のリスクを89%低下させました(ワクチン有効性88.6%、ハザード比0.11)。
- しかし、適格な妊婦におけるワクチン接種率は、インフルエンザが6.4%、Tdapが41.0%と依然として不十分でした。
実践への示唆と限界
これらの結果は、妊娠中のこれらのワクチン接種に関する現在の推奨を支持し、接種率向上のための緊急の必要性を強調しています。
研究の限界として、国民保健サービスの記録に限定され、私的診療での接種は除外された点、病院診断の正確性が検証されなかった点、およびサンプルサイズが限定的であったためサブグループ解析が制約された点が挙げられます。
元記事:Prenatal Flu and Tdap Shots May Cut Severe Infant Outcomes