セルヴィエ、Iktosとの提携でAI創薬を強化、がん・神経疾患治療薬の探索へ

Servier、IktosとAIを活用した低分子創薬で提携

Servierは、AIに焦点を当てた一週間で二度目となる提携として、Iktosとの間でがんや神経疾患を含む幅広い疾患向けの新規低分子治療薬発見を目指すパートナーシップを発表しました。

提携の概要と規模

パリを拠点とするIktosとのこの提携は、両社によると、前払い金、研究資金、マイルストーン支払いを含め、10億ユーロ以上の価値があり、複数のターゲットを対象としています。契約条件に基づき、Iktosは生成AIとAIオーケストレーションロボティクスプラットフォームを用いて候補化合物を生成し、Servierはそれを前臨床および臨床開発へと進めます。

Servierの戦略的動き

今回の提携は、Servierがパイプラインを強化するための一連の協力関係の最新のものであり、数日前に香港のInsilico Medicineと8億8800万ドルの提携を結び、そのPharma.AI創薬プラットフォームをがんの新治療法発見に利用すると発表したばかりです。Servierの外部R&DグローバルヘッドであるChristophe Thurieau氏は、「Iktosとのパートナーシップは、R&D活動における低分子創薬の革新的なアプローチへのコミットメントを強調するものだ」とコメントしています。

Iktosの技術と実績

Iktosは2016年に設立され、生成AIを用いた新規分子のin silico設計と、ロボティクスシステムによる迅速かつ自動化された候補合成を特徴とする深層学習ベースの創薬プラットフォームを開発しています。同社は、このアプローチにより創薬期間を5年から2年以下に短縮し、効率と成功率を大幅に向上させることができると述べています。Servierとの提携は、MSD、Merck、Lundbeck、Pfizerなど多数の製薬グループとの協力実績を持つIktosにとって、これまでで最大の規模と考えられています。Iktosの最高経営責任者であるYann Gaston-Mathé氏は、「AIを活用した創薬能力とServierの専門知識を組み合わせることで、世界中の患者に有益な影響をもたらす可能性のある革新的な低分子治療薬の発見を加速することを目指す」と述べています。

元記事:Servier signs €1bn-plus AI pact with Iktos