ルンドベック、Markus Kede氏を最高AI責任者(CAO)に任命し、AI戦略を加速
デンマークの製薬会社ルンドベックは、財務・事業計画責任者であったMarkus Kede氏を新設の最高AI責任者(CAO)に昇格させました。Kede氏は米国の本社から母国スウェーデンに拠点を移し、CEOのCharl van Zyl氏に直属します。
「バイオニック企業」への変革を目指す
この新しい役職は、ルンドベックが「バイオニック企業」、すなわち人間の知能とAI、データ分析、自動化、その他のデジタル技術を統合した企業になるという野心における重要な一歩とされています。
Kede氏には以下の任務が与えられています。
ルンドベックのグローバルAI戦略の継続的な進化と実行を主導。
強力なガバナンスと責任あるAI実践の確立。
新たなAI能力の構築。
全事業領域におけるスケーラブルなAI展開の推進。
主要なAIパートナーシップ
Kede氏は、ルンドベックの既存および将来のAIパートナーシップも監督します。これには以下の提携が含まれます。
昨年締結されたOpenAIとの広範な提携:AIを「分子から患者まで」の全機能に適用することに焦点を当てています。
2024年のIambic Therapeuticsとの提携:AIを活用した創薬プラットフォームを利用し、片頭痛治療のための低分子治療薬を探索します。
- Danish Centre for AI Innovation (DCAI)との提携:デンマーク初のAIスーパーコンピュータ「Gefion」の運用に焦点を当て、神経・精神疾患分野における創薬と開発を加速させます。
CEOのvan Zyl氏は、「バイオニック企業になることは、当社の主要な戦略的重点分野の一つです。AIは単なる技術実装ではなく、当社のバリューチェーン全体で私たちが考え、決定し、実行する方法を変革することです」と述べています。Kede氏は7月1日にCAOに就任予定です。
元記事:Lundbeck names AI head in quest to become 'bionic' company